Y様の声 出雲市
jan.2008
100年住宅の実感-「そりゃぁ、良かったですよ!」

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築百年のYさんのお宅です。Yさんのお宅の様子はテレビで取り上げられたこともあります。炭八のユーザーとしては5年。最古参とも言える存在。「この家は当時、木挽きさん(こびきさん)が山の松を切り出して建ててくれたそうです。あと100年は持ちますよ。」どっしり太い柱に、無節の造作。この家にはお宝らしいお宝はないと奥さんはおっしゃりますが、家自体が立派なお宝。
「梅雨のジメジメがなくなりました。ゴキブリも出んよーになりました。」単純ですが、ここにYさんの「良かった」が集約されています。
炭八を敷く以前、シロアリも出るようになっていたそうです。増築や築地松をやめてしまったことが何らかの影響を及ぼしたことは考えられますが、原因は特定できませんでした。「井戸の上に家を建てるな」という言い伝えが広く全国に見られます。「昔の台所は土間で、そこに井戸があったんですが、床を上げて今の台所に改装したんです。それがゴキブリなんかが出やすい環境をつくっていたのかもしれませんね。」炭八敷設後、気になっていた虫たちは姿をひそめたそうです。「若い人は知らんでしょうが、昔は畳み上げもしていました。そういえばいつからかやってないですね。前頃は、シロアリが出た家は、畳を上げて座板(畳の下の板)に新聞を敷いて、DDTですか?白い消毒用の、あんなのを散布しよったもんです。炭八はそりゃあ楽ですよ。敷いたらそれで終わりですから。」日本中の畳を上げると20年前の新聞紙が出てくるかもしれません。

きっかけはお隣が炭八を敷くと言うことで、そのときに薦められたことです。「あれが、もう5年前になりますかいねぇ。夏だったと思いますよ。広島の孫も来ていて、手伝ってくれて皆で敷いたんです。あの時で、高校生かな。」「すぐになにか感じたり、効果があったわけではなかったです。その年の冬は、少し家が暖かく感じたぐらいでした。そのあとの梅雨ですね。ジメジメ感がなくて、サラッとしてるのを実感しました。九州の知り合いがきたときにも、なんでこんなタタミがさらっとしてるの?というんですよ。」九州も地域によるだろうが、山陰地方が全国的に湿気が確実に高いことを考えると、炭八の効果が伺えます。「そりゃあ良かったですよ。人に薦めるとき?『ええよ(良いよ』です(笑)。」
「最近『炭の家』体感見学会に行ったことがあります。入るとみんな言いますね。空気が違うって。わかりやすい。」Yさんのお家は、伝統的なスタイルの家で、現代特有のシックハウスなどなく、元々環境が良いためか、それほどわかりやすい効果がすぐに実感できる訳ではありません。それでも親しい人たち人にお勧め頂けているのは、現代の私達が忘れかけている時間の中で、永く家と付き合い、築100年のY家を引き継いできたYさんのならではの実感と、変化があるということなのかもしれません。現象や効果としてすぐに確認できないと納得しない、したがらない、そんなところが今の私たちにはあります。効果、効果と探し出すのでなく、炭八も本当の意味でのロハースな家も「じっくり」と解ってゆくものです。Yさんのシンプルな感想にはそんなメッセージが籠められているように感じられました。

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