nakao.jpg

島根大学総合理工学部
中尾哲也先生

バングマシン2-1.jpg

重量床衝撃音発生器
(バングマシン)

kakaisoku.jpg

下階測定状況

nintei-2.jpg

特別評価方法認定書
(大臣認定)

近年、マンションやアパートで騒音で困っておられる入居者は約6割にのぼっています。

 隣や上下階の音は気になっても、自分の家の音が隣や上下階には騒音となっていることが分らないケースが多いようです。

 特に苦情になりやすいのが、子どもが飛び跳ねた際に発生する「ドスン」という低い衝撃音(重量床衝撃音)です。
 2008年には、「炭八」を天井裏に敷き詰めると、上階で発生した重量床衝撃音63Hz帯域を、約4〜5デシベル減らすことがわかりました。

 
 ■2008年8月1日 毎日新聞

 ■2008年8月2日 日本経済新聞

 ■2008年8月2日 産経新聞

 ■日本音響学会2009年春季研究発表会

 

重量床衝撃音対策として、
国土交通大臣の特別評価方法の認定の取得!

 2012年6月には、「炭八」が入った天井も含めた床構造で、住宅性能評価4等級と同等の性能であることが認められ、「天井裏に木炭を敷設したコンクリート系構造の階床の遮音構造に応じて評価する方法」として国交大臣の特別評価方法の認定を受けました。

 これまでは、重量床衝撃音対策として、上下階の間のコンクリートスラブを厚くする方法しかなく、何かの素材を挟んで低減させることは難しいとされており、重量床衝撃音の中でも特に低減させるのが難しいといわれている重量床衝撃音63Hz帯域が、天井裏に「炭八」を敷くと8.1dB〜11.7dB程度低減できることが証明されました。

 この低減量は、スラブ厚さ3cm相当し、これまで遮音対策のためにスラブ厚さを18cmとしていたものが15cmにすることができ、建物の軽量化、コスト削減に大いに期待されます。

 ■2012年6月26日 住宅新報

 ■2012年6月27日 建設工業新聞