出雲土建株式会社 代表取締役 石飛裕司

出雲土建株式会社の代表をしております石飛裕司と申します。ほとんどの方は会社名を聞かれたことがないと思いますが、「炭八」という、調湿木炭を製造販売している会社といえば少しはわかっていただける方もいらっしゃるかもしれません。
弊社は、土木建築工事を主に行っており、年間売上高は約30億円です。環境事業部門では、木材のリサイクルにより木材チップを製造し、子会社である出雲カーボン株式会社で「炭八」の製造販売を行っています。もともと、弊社は公共工事を主体としておりましたが、先細りの見通しから、10年程前から、民間を対象とした『賃貸マンションの企画提案事業』と、循環型社会の到来から、新規事業である木材のリサイクルである「炭八」事業を積極的に展開してきました。おかげ様で地元出雲市では、戸建の6〜7軒に1戸は、床下に「炭八」を入れていただいています。また、天井に「炭八」を敷きつめた賃貸マンション「炭の家」は、出雲市の全アパート数の約3%を占める26棟、426戸(2011年3月現在)の建築引渡しをし、6年間の延べ入居率97.6%、約1000人もの入居者の方に喜ばれている商品になりました。
「一生賃貸」、「生涯賃貸」と言われる程、入居のトレンドが戸建志向から賃貸志向へと変わってきている昨今です。私どもは、アパート経営の本質とは「入居者目線」での建物、住環境の提供であると考え、入居者の方に少しでも快適で健康に暮らせる住環境とは何かを日々研究しております。地主様、家主様にとられまして、少しでも賃貸アパート、マンションの経営のお役に立ち、喜んでいただければと思っております。

炭八