柳楽様の声 出雲市
apr.2005
「サラッとした感じに驚いた」

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炭八歴約半年、出雲市中野町の柳楽さんに、炭八体験についてお話を伺った。柳楽さん宅は木造(在来工法)2階建て築30年の出雲地方にごく一般的に見られる造りだが、大きな改修をされたのではないかと思われるほど、清々しく、しっかりした印象を持った。
そんな柳楽邸でも改修せざるを得なかった部分がある。脱衣場と廊下の床板だ。廊下は家の真中辺り。いずれも湿気が溜まりやすい場所。腐ってしまった床板を貼りかえると同時に、床下換気扇を取り付けた。その直後、既に「炭八」体験者であった友人から敷くことを強く薦められた。「炭」が良いことは知っていた。それに床板は10年で腐るのが常識と聞かされていたが、タタミ上げをしていた父や母の記憶はあっても、10 年ごとに床板を張り替えていた記憶はない。
「炭八」を敷くことで何か変わるのではないかという期待感はあった。敷きこみはご主人が自ら床板をはぐって行った。敷きこみ当日、箱積みされた「炭八」にご近所の話題が集まった。「炭八」を敷いたのは去年の秋。この冬は例年より寒かったにもかかわらず、床板にいつものような冷たさを感じず、サラッとしたことに驚いたという。じゅうたんは明らかに例年より乾いて厚みを感じた。床下には断熱材も床暖房もない。「炭八効果」が実感されたところで、押入れに「炭八」を使うと良いと聞いた。押入れには普段お客さま用の布団が収納されている。これまで時々出して干さないといけなかった布団が、いつでもフカフカの状態になって喜んでいる、そういって奥様はふすまを開けて押入れの中の「炭八」を見せてくださった。柳楽さん宅では、まず湿気っているところに「炭八」を敷いたが、機会があれば敷く場所を増やしてゆきたいとのこと。
手前味噌になりそうだが、やはり「炭八の家」にお邪魔すると空気がサラッとした印象を受ける。だが、これは「炭八」の効果だけではあるまい。よく掃除の行き届いた室内と、気持ちよくしつらえられている調度品。窓辺には白いカーテンが4月のさわやかな風に揺れていた。柳楽さんの次の関心は「炭八」を敷いて最初に迎える夏である。

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柳楽邸