既存のマンション入居者の4割が上下階の騒音トラブルに悩む現実

 上階で子供が走ったりする時のドスンという音を「重量床衝撃音」といい、既存のマンションではこの上下階の騒音トラブルに悩まされている方が約4割と言われています。
 今から15年位前に建てられた分譲、賃貸マンション、公団住宅、公営住宅は、コスト追求時代でしたので、スラブ厚さが約15cmで、騒音トラブルがあって当然の状態なのです。
 防音フローリングなどでも低減出来ないと言われてきた重量床衝撃音対策は、上下階で仲良くするのが一番の解決方法とさえ言われています。
 そこで、この「炭八を入れるだけ」の画期的な解決策が生まれました。

 上下階の騒音トラブル解決に朗報 
 
 実際のマンションで効果を実証、国土交通大臣の住宅性能評価4級認定を取得!

 出雲土建は、実際にスラブ厚さ15㎝のマンションを建設し、重量床衝撃音の中でも特に低減させるのが難しいといわれている「重量床衝撃音63Hz帯域」が、天井裏に「炭八」を敷くと8.1dB〜11.7dB程度低減できることを証明しました。
 この度、天井に「炭八」を敷設して重量床衝撃音対策とする方法は、住宅性能評価4等級と同等の性能であることが認められ、「天井裏に木炭を敷設したコンクリート系構造の階床の遮音構造に応じて評価する方法」として国土交通大臣の特別評価方法の認定を受けました。

 同じ部屋で「炭八」を入れる前の性能は、2等級に相当しますが、「炭八」を天井裏に入れることで2等級静かになり4等級という遮音性能を評価され、いわゆる「お墨付き」をいただきました。(ただし、住宅性能評価4級と言っても完全に遮音できるものではありません。)

 実証試験では、同じ間取り、同じ構造の賃貸マンション2棟をはじめ、スラブ厚が15cm、18cm、20cm、30cmなど様々な条件下において「炭八あり、なし」の比較試験を行いました。結果的には、特殊な天井工法以外では「炭八」による低減効果が確実にあることを実証しました。
 この低減量は、スラブ厚さ3cm相当しますので、これまで遮音対策のためにスラブ厚さを18cmとしていたものを15cmにすることができ、建物の軽量化、コスト削減が大いに期待できます。しかし、性能評価4等級は完全に遮音できるものではないので、今後は、入居者目線に立ってスラブ厚さ18cmでの5等級、20cmでの6等級取得をめざします。

 既存のマンションの騒音の悩みの軽減に貢献したい!

  防音対策の手がつけることができない既存のマンションに「炭八」を敷設することで、防音性だけでなく除湿、加湿、蓄熱、節電効果などが高まります。
 今まで悩んでおられた入居者の悩みが「炭八」敷設により軽減できればと思います。

 新聞各紙で取り上げられました!

  ぜひご覧ください。(クリックで拡大します)

 平成24年6月26日付 住宅新報
  記事部分のみのPDFはこちらです。2012.06.26 住宅新報.pdf

    平成24年6月27日付 住宅新報  
 記事部分のみのPDFはこちらです。201206.27 建設工業新聞.pdf